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ツッコミ リンク集

面白いことをする・おかしなことを話すボケに対し、その間違いを素早く指摘し訂正する役割である。ボケから話題を引き戻すことによって、次のボケがやりやすくなり、結果的にテンポを良くすることができる。 ダウンタウンの浜田雅功は、「見る側に(相方である松本人志の)ボケをなぞって分かり易くしてやる」とツッコミとしての自分の役割を定義している。明石家さんまは、「見ている人よりちょっとだけ先回りして、ボケの笑いを引き立てるのがツッコミ」と語っている。 このやり取りは、報道・情報系番組でアナウンサーが行うこともある。NHKニュースおはよう日本で歴代の女性アナウンサーがメインキャスターらにツッコミを入れるのは、その例である。 ボケ役の印象に比べてツッコミ役は個性が出にくくボケのみがブレイクするパターンがあると共に、司会進行に向いているとされ、このことから松本人志は「ボケよりツッコミの方が(芸能生活の)寿命が長い」と分析している[1]。 又、ますだおかだの岡田圭右はツッコミはボケを引き立てるサポーターやアシスタントみたいな役割で的確なツッコミがあればボケが生きると解説する。

どつき [編集] おかしな事を言ったボケ役の頭や体を手や道具で叩いたり押したりし、その間違い・おかしさを強調する。ボケ役に自分の身体を使って叩いたり押したりぶつかったりするほか、ハリセンやピコピコハンマーなどの道具が用いられる場合もある。 論争 [編集] 節度やどつく相手との上下関係・信頼関係などを十分考慮すべきでありプロの芸人ではない者同士は同意を得ることが好ましい。「おもしろいからイイだろう」という一方的な観念は社会的に許されない。例として、中川家の中川礼二がツッコミ感覚で一般人を叩いたとされる行為が、暴行問題に発展した事がある。海外ではツッコミの概念自体が存在しない国が少なくなく「頭を叩く」行為は暴力となるため、どつきを行うと大問題に発展する恐れもある。俳優の今井雅之は、自作の舞台「THE WINDS OF GOD」を海外で上演した際に、劇中で演じる漫才師のどつきを伴うツッコミには拒否反応があったと語っている。 例えツッコミ [編集] ボケを「○○じゃないんだから」「お前○○か!」などと何かに例えてつっこむ。パイオニアはビートたけしと言われている。くりぃむしちゅーの上田晋也はそれをさらに昇華させ、より縁遠いものに例えて笑いを膨らませる独特の芸にしている。 ノリツッコミ [編集] ボケを一旦肯定した後にツッコミを入れる。この際のボケは、ツッコミ役の身体的特徴や私生活を引き合いに出したものが多い。 肯定してすぐツッコミを入れる手法もあれば、ボケを肯定しさらにそのボケから話題を広げた後でつっこむ手法もある。中田ボタン(中田カウス・ボタン)によるものが代表的である。「ダウンタウンのごっつええ感じ」のコント「Mr. BATER」は、今田耕司が無言で演じるキャラクター「マスター」のボケに対して松本の「Mr. BATER」がベタなノリツッコミをする、という構造で作られている。 前段がボケ、後段がツッコミの定型にならっているが、一旦肯定することが「ノリ」でボケ要素を持つので、前段をボケと呼ばず「フリ」と呼ぶ場合もある。特にフリと呼ばれる場合は、ボケ的要素は大きくないが「次で大きくボケろ」という指令であり、次いだノリの部分でボケを拡大、そしてつっこんで清算、という流れになる。 このノリツッコミの構造は、赤ん坊をあやす際のいないいないばあと全く同じである。すなわち「いないと見せかけて実はいた」「騙されたと見せかけて実は騙されていなかった」という、いわゆる裏切りによる笑いの創出形式なのである。したがってノリツッコミは原理的には単独の切り替えしギャグであると言うこともでき、そのフリが必ずしもボケである必要はない。それが単なる嘘であれ同意しにくい意見であれ、フリに対して「ノリ」で虚偽の肯定を演じて見せ、「ツッコミ」で実は肯定していなかったことをバラす、という構造にさえなっていればそれはノリツッコミである。 なお、ノリツッコミの派生として、ノリのままツッコミ側がいつまでもつっこまず、ボケた側がつっこむという逆転型のノリツッコミも存在する。 ワンフレーズツッコミ [編集] ボケを超えるような勢いでツッコミをやることで、ボケ以上のインパクトを与える。 パイオニアはさまぁ?ずの三村マサカズ。三村マサカズが「関東一のツッコミ」と形容されるほどそのインパクトが強く、さまぁ?ず(バカルディ)の再ブレイクの要因になった。ナインティナインはラジオ番組で勝手にフィーチャーしていたほど。 ツッコミ自体は単純で「○○かよ!」「○○っ!」「○○じゃねぇよ!」とありのままのわかりやす過ぎるツッコミだが、逆にそれまで無かったために注目された。近年ではそれを進化させ、あらかじめツッコミの単語が用意してあり、それに対してボケて笑いを獲るスタイルをタカアンドトシが作り上げた。このスタイルを模範とする若手芸人も増えている。トシやハリセンボンの近藤春菜のツッコミなどが知られる。 ユニゾンツッコミ [編集] ある人物のおかしな行動を主にボケ側が指摘した直後に、それに対して二人で声と動作(主に前方を指差す)を揃えてツッコミを入れる。星セント・ルイス、B21スペシャル、ザ・たっち、ハリガネロック、マシンガンズなどが使用している。

ツッコミという文化はアジア特有のコメディスタイルと見ることが出来る。それは頭を叩いたり、言葉を返したりするから、という具体的な言動作から派生するものではなく表現の問題である。 日本ではボケとは「ファニーな状況を創造し表現すること」であり非現実性が非常に高い。一方、アメリカのボケは基本的に「ファニーな内容を創造すること」であり表現力が日本ほど重要視はされず、内容が比較的現実的で笑いがストレートである。ボケで観客が笑って一つのトピックは終了する。観客が既に笑っているため、これにツッコミを入れるのは蛇足であり、欧米のコメディはツッコミは必要なく、存在しない。そのためスタンダップ・コメディというものが発達し、それがメインストリームとなっている。彼らは笑いの感性がブレにくいため、「間」が悪くても笑うし、内容がつまらなければいくらパフォーマンスが優れていても笑わない。逆に日本の笑いは「間」が非常に重要で、パフォーマンスしか取り得の無い芸でも人気が出る。松本人志は電波少年の「アメリカ人を笑わせに行こう」という企画でLAのコメディシアターを見学し「彼らは面白いものがあれば笑う、というダイレクトな部分がある」と評した。 欧米のスタイルは「おもしろい⇒笑う」なので、コメディアンが言った事をそのまま素人が話して面白くする事が比較的容易である。欧米人にとっては「おもしろさ=ボケ」であり、「ツッコミはボケではない=おもしろさではない」という部分に帰着し、ツッコミは蛇足とされる。 だが、日本は「おもしろい+言葉・行動の表現力(パフォーマンス)⇒笑う」というステップを必要とする。日本はツッコミを「笑いという表現の一形態」と考えているから使用度が高い。 そのため、外国人がボケてもツッコミをすることは基本的に好ましくない。その行為は「邪魔者」と捕らえられる可能性が高く、また体を叩くのは日本特有のコミュニケーション手段であるということを認識する必要がある。比較的近いお笑い文化を共有する韓国でさえ頭を叩く行為は許されることではなく、日本のコメディを観賞した外国人は欧米やアジアに関係なく、頭を叩くという行為に嫌悪感を覚える人が多い。

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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